2007/08/17

Wikipediaの執筆者を暴露するツールが登場

Wikipediaの執筆者を暴露するツールが登場
無料ツールの「WikiScanner」では、Wikipediaの編集にどの組織のコンピュータが使われたかをチェックできる。
2007年08月17日 13時02分 更新


ボストン(Associated Press)

 Wikipediaの編集内容のうち、議会関係者や米中央情報局(CIA)、サイエントロジー教会が作成したものはどれか――。そんな疑問に答えてくれるオンラインツール「WikiScanner」が登場した。


世界のフラット化の一歩前を進んでいるweb2.0。

その旗手といえば、なんといっても「wikipedia」です。


インターネット上の百科事典で、ユーザーが自由に権威を宣言して、世の中のすべてを解説することが可能です。
ですが、これを本当の権威が書いた「百科事典」と同等に扱っていいかどうかについて、ずっと議論が続けられてきました。
ある事象を悪意的に書いたものがそのまま定義として認められるのか。

おれは、基本的にそれでもウィキペディアは権威であると考えています。
百科事典さえも決して本物の権威とは呼べません。
執筆者グループに、その分野を得意とする人がいなければ、ある分野だけ外れてしまうこともあるでしょう。
得意とする人がいたからといって、その人の個人的偏見が含まれないといえるでしょうか。

みんなで共同作業する。
その共同作業に参加する人数が多いほど、正確な記事になっていくとは思いませんか。

これからは間違いなくそうなります。

それを証明するようなニュースです。
無責任な記事を書いた人がどの組織に属するのか、さかのぼって公開されてしまうのです。
執筆も共同作業で、監視も共同作業で。

それが未来の正しい姿でしょう。

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