2007/08/24

Bit Torrent!

ファイルの共有というもの。
あまりインターネット関連の情報に詳しくない人なら、windowsシステム上のファイルやフォルダが手のイラストの上に乗っかったアイコンとその光景を思い浮かべるでしょう。
逆に、ちょっと詳しい人ならwinnyのウイルスとか、そういったものを思い浮かべるでしょう。

Bit Torrentは、後者のファイル共有です。
なにがすごいかといって、インターネット上に共有ファイルとして公開すると、同時にインターネットにアクセスしていて、共有システムを受け入れている人はだれもがデータをアップロードできてしまうのです。それも、ソフトウエア上で勝手にネット環境のそろったコンピュータを見つけて、断片断片をいただいてくるのです。断片を自分の使うコンピュータ上で纏め上げて、どんな大きなファイルでも転送が可能になります。

FTPだとか、メールだとか、そういうファイルの上限などは関係ありません。
転送するのは、ほんの小さな断片なのです。
探してみれば、最新の音楽ファイルから、windows VISTA、adobe社の超高価なソフトウエアまで、なんでもダウンロードできます。
だから、これは問題になります。
そう、「著作権」というやつです。

ここはおれのブログなので、法律の話は置いておきましょう。著作権というのは、法律が定めたものです。
法律はある意味真実ではなく、人が人の権利を便宜上定めただけのものです。人間が本来進むべき道を正しく描き出すものではありません。生類憐みの令だとか、魔女裁判だとか、例を挙げるまでもなく歴史が証明しています。
要するに著作権は、作った人や会社が金をかけたのだから、それには金を払って当たり前というものです。
それが正しいと思う人は、もっと視野を大きく持つことを考えてみてください。ただ、鵜呑みにすればいいのは裁判の関係者だけで十分です。

インターネットがうまれるより前。
知識や楽しみの中心は本とかテレビでした。
感銘を受けた本を読んだときでもいい、面白いテレビ番組を録画したときでもいいです。
「なあ、これ読んでみなよ」
そんなふうに渡したことはありませんか?
法律が求めているのは
「ありがとう。うん!読んでみるよ」
という人間として当たり前の感覚ではなく、
「え、それって著作権上問題あるよね。本は買うものとして出版されてんだから、制作者の権利は守られるべきだよ」
という人間らしくない反応です。

人間は本来つながっていたい生き物です。
楽しいもの、ためになるものは共有したいのです。ネットはバーチャルではなく、明らかに現実の世界です。
手渡す相手がネット上の相手というだけで、逮捕されるのは、やっぱりおれには納得がいきません。

これからフラットな社会ができるとき、間違いなくどこかでひずみとなって現れるはずです。
実際に買った人の権利。自分のものを誰に見せようが、それはその人のものです。

0 コメント: