2008/09/30

iPhoneで実現したアメリカFM生放送

脱獄。

自由を意味します。
自由になったら最初にやるべきこと。それがアメリカのラジオストリーミング放送を受信することでした。

ターゲットはオハイオ州のHOT fm(WSTO)です。
最近のアメリカのTOP40系ラジオとなると、大きな都市になるほどラップ系の音楽が主流になってしまって、聞き始めは楽しいのですが、長時間聴いているさすがに飽きてきます。
それが、このオハイオ州では適度にラップ、ポップ、ロック、カントリーがミックスされていて、実に快適な環境なのです。

当初、このタスクを実現するのは「vlc4iphone」を考えていたのですが、寄付しないとベータ版をダウンロードできないということ。さらには、まだまだ未完成なうえに、動画再生にウエイトが置かれているので、iPhoneにあるiPod機能の動画再生で十分な満足感を得ているおれとしては無用な機能が多いこと。
そういった理由からいったん断念していました。
(もちろん、寄付を強要されることへの反発もないとはいえません)。

さてさて、別のアプリを探さなければいけません。
そしたらありました。驚くことに公式アプリストアにあったのです。

その名も「Fstream」。そもそもMacのフリーソフトで、ストリーミングデータを録音したりするものだったらしいですが、iPhone上ではストリーミングプレイヤーとして動作します。

このアプリが、ついにじーぱんハゲの壁を超えて、びるげいつ方式(WMA over MMS/ASF)によるストリミーングラジオの再生という偉業を達成したのです。
早速ダウンロード。
ところがここで大きな大きな問題が。

「このソフトは日本のiTunesストアアカウントではダウンロードできない」
のです。
この高い壁であきらめている人も多いと思います。

実際は、下記の手順でダウンロードが可能です。

http://www.bassontop.co.jp/index.html
などにアクセスして、
ドル単位のiTunesギフト券を購入します。フリーソフトなので10ドルもあれば十分です。
購入方法はいろいろとあるようですが、即ダウンロードしたいならクレジットカードでしょうか。カードがなくても、e-bankの銀行カードならVISA決裁のデビッド決裁ができるのでこれもおすすめです。

購入が完了したらメールでPINコードと呼ばれるパスワードのようなものが発行されます。

さてさて、これで準備完了。まずはiTunesストアにアクセス。
ここで言語を「英語」に設定します。
画面が英語に変わるので、「アカウント新規取得」をクリックします。
名前とかパスワードとかを設定するように言われるので、適当にいろいろと設定してください。
続いてお支払い方法。
ここでクレジットカードなどを選んでしまうと、やっぱりアメリカ発行のカードでないとダメ、という結果になるので必ず「iTunesミュージックカード」を選んでください。

で、今度は住所。
これはどこか、googleかなんかで拾った実在の住所にしましょう。
わからなかったらアメリカのgapとかそういうショップのストアロケイターで調べるといいと思います。

あとは次へ、次へ。
で、完了。

完了したら、あーっとあらあら不思議。
さっきまでダウンロードできなかったファイルが、見事にダウンロードできました。

いざ、Fstream。
この設定は簡単でした。
WSTO HOT fmのURL(mms://またはrstp://ではじまるやつ)を入力して登録して、できた行をクリックしたら
おおおおおおおっっと。
バッファーが始まるじゃないか!
で、いよいよ再生開始。

うわー、すげー。
ラジオのストリーミングが実現です。脱獄&自由を実感した瞬間です。
しかもこれは無線でつながっているので、こんなに大容量のデータを受信していてもパケット料金は無料。
外で無線。電車内で無線。これはすごい!

ただ、大きな弱点が...。
safariを開くと、再生が終わってしまうのです。
iPodのようなわけにはいきませんね。

safariを使いながら、ストリーミングが夢だったのですが、その夢の実現には時間がかかりそう。今後、Fstreamもバージョンアップで対応しますと書いてあったのでそれを信じることにしましょう。

2008/09/26

してやったり(ニヤ)

脱獄して、自由の身になったら真っ先にやってやろうと思っていたのが、
「3Gのパケットストリームをすべて止めて、音声関連のストリームだけにする」
ことです。

もちろん、これによって実現するのは
「最低パケット料金の実現」です。
1058-5998円という広い枠のスライド式パケット定額。
うまくいけば、なんと5000円も携帯料金を節約できるというわけです。

脱獄前もそれをやってました。
手順としては下記の通り。
無線のエリア内では3Gを止めてします。3Gを使っている時間帯は、メール、safariに一切手をつけない。
iPhoneの制限機能を使って、safariそのものを止めてしまいます。

このやり方で一番の問題は、電話もさることながら、無線エリアに入っているときは、3Gが止まっているわけですからSMSさえも使うことができないというわけです。
相手がハゲのホワイトプランに入っている場合、通常の携帯電話同士であればメール同士が無料になっているのですが、ことiPhoneが相手だとそれが実現しません。iPhone相手のメールはたとえ家族であっても無料にならないからです。

無料なのはSMSだけ。

なので無線エリアではe-mail、エリア外ではSMS。
これは不便です。
jailbreakによって、こんな不便から解放されることになりました。

まず、jailbreakしたら絶対に手に入れなくてはならないのが
「sydia」と呼ばれるパッケージマネジメントシステムです。これはappストアと同様にプログラムをインストールするためのもので、jailbreak専用システムになります。ここには、appleのじーぱんハゲが絶対許可しないようなソフトウエア満載です。

手に入れるのは
「Boss Pref」というソフトウエア。
これは、iPhoneの設定内容でデフォルトの「機能設定」が手を出せないようなところまで、なんでも設定できてしまうのです。

とまあ、こんな感じ。

「edge」をoffにするのが今回の主題です。

あーら簡単。
それからというもの。1円たりともパケット代金がかかっていません。
しかも、3G回線のほうはというと24時間稼動しっぱなしです。

2008/09/24

自由の身になって

映画「ショーシャンクの空に」で、こんなエピソードがありました。

いつか刑務所から出たい。自由になりたいと思っている受刑者たちが、いざ自由になってみると自由な世界になじめないため絶望して自殺する。

おれも脱獄したからには、しっかりと目的意識を持って、その目的に邁進しなければ自由になった意味がありません。
自由になるということは、基本的にハゲからもジーパンはげからもサポートを受けることができないのです。
ご飯を食べるのも、仕事をするのも、何をするにも自分の責任のもとにしなくてはならないということです。

で、おれは自由になったらやろうと決めていることをリストアップすることにしました。

1.3Gパケットを完全ストップ
 最初の目的はこれです。
 jailbreakすることによって、3Gは電話回線を使ったサービスだけ動かして、他のパケットの流れをすべて止めることが可能になるようです。
まずはぜひこれを使いたいと思っています。

2.ラジオストリーミング
 おれにとって、これはすごく大事なことです。
 たとえば、1日か2日どこかに監禁されるのは現実的ではないかもしれませんが、ネットが2日使用できなくなったとき、3日目に一番やりたいインターネットは、きっとラジオのストリーミングでしょう。
 ジーパンハゲが忌み嫌うwindows media形式のストリーミング。
 自由になったことを実感しようと思います。

3.テーマ
 自由の象徴。
 あまりデスクトップ環境には頓着しないほうですが、ジーパンはげがこれ、と決めたことに従うだけなのはつまりません。
 だから、壁紙や音をカスタマイズしたいと思います。
 べつにどうでもいいと思いながら、自由を手にするシンボルです。

4.その後

あらかじめ決めたことではなく、そのあとあらためて自由を満喫します。
どんな世界が広がっているんだろう。

2008/09/22

逃亡中

脱獄宣言から数日。
いよいよ脱獄です。

うだうだといずれ脱獄すると宣言はしてきましたが、正式に宣言すると結構スムーズにやってしまうものです。
きっかけになったのは、QuickPWNのwindowsバージョンが公開されたことです。

jailbreakやらハッキングやらとなると、かなり高度が技術が求められるところですが、特に技術面というより時間の問題が大きいです。
ターミナルソフトでiPhoneの内部に潜入して、それから設定ファイルをいじるとなると、かなりの手間がかかってしまいます。そういうさまざまな処理を必要としないのが、jailbreak軍団の中でも、QuickPWNなのです。

というわけで、やったことリスト。
まず、itunes8.0ですべてをバックアップ(まあ、これはいらないかな。初の脱獄だし)。
それからazureusを使ってQuickPwn21-1.zipをダウンロード。

あとは画面に従って進むだけです。
zipを展開して、フォルダを作ります。
このファイルに日本語が入ったらもう脱獄失敗(射殺)。
ちなみに、日本語フォルダもダメみたいなのでCドライブの下だとかDドライブの下だとかがいいでしょう。

でQuickPwn2.1フォルダの中に入って、パイナップルマークの.exeファイルをダブルクリック。
いろいろと中身を自動確認するみたいで、結構待たされる時間も長いです。
USBをつなげマークが出てくるので、つなぎましょう。

しばらくすると画面指示で「これをやれ!」って出てきます。
実際の作業はここだけです。
ホームボタンを5秒間押します。
3行目に入ってホームボタンを押したまんま、上の電源ボタン(スリープボタン)を押します。
そうしてると下に進行バーが出て、画面が変わります。

あとはひたすら待つばかり。
画面が動かなくなったりするので、ちょっと心配になりますが、ここが脱獄のためのトンネルだと思えばいいでしょう。
このアプリケーションが掘って掘って掘りまくってくれるのですから、そのぐらいは辛抱しましょう。

そして...
突然iPhone自身が真っ暗になって、リンゴマークが飛び出します。
通常の起動よりははるかに時間がかかりますが、それは正常なことなので余計なことはしないように!

待つこと25分。
ついに、ジーパンハゲカトラスから脱出が成功したのです。

さあ、自由になったからにはいろいろな課題が出てきます。

2008/09/19

ブログでサービス

自分用に、新しいサイトを作ろうと思っています。

注文を受けたり、それをさばいたり、問合せに答えたりするサイトです。
それを通常のビジネスサイトのように進めていくべきか、それともブログ形式でweb2.0っぽく気取るページを作るべきでしょうか。

ブログ形式で、馴染み深く、それでいて先進のイメージを強調するほうに気持ちが傾いてはいるのですが、それをビジネスっぽく見せるのは非常に難しい課題です。どうやったらそれを進めていけばいいのか、時間があるときは考えるようにしています。
でも、いい答えはあまりありません。

見てくれた人に、自分は何ができるのかをアピールする。
今の時代はだれもが個人商店です。
店構え。それに性格。
いい面を強調するけど、悪い面もかくさない。

それだと単なる友達づくりのサイトです。
そこに「お金をください」を刷り込んでいく。

もう少しwilf状態で進んで行くことになりますね。

2008/09/18

びくびく

電話サポート。
それ専用にやっているならいいのですが、他の仕事をやっている身としてはひどくじゃまな作業になります。
スムーズに進んでいる限り、しなくてもいい作業なのです。そう思うと、自分の作業が分断されてしまうというのは戻ってくるのも大変です。

そういう意味では、最近試していることがあります。
昼間、電話を取ってくれる人が多い時期には全部外出しています、扱いにしておいてもらって、いったん作業が終わったあとでその日の分をまとめて夜にやります。
確かにそれによって仕事が長くなるのはありますが、結局昼間から電話サポートの仕事を受けていても、やらなければいけない作業は減らないので昼間作業を終わらせて、あとはサポートタイムと考えると気分はだいぶ違います。

もちろん、あくまでも理想論で、急な一大事などでは時間を問わず対応しなくてはならないわけだし、夜のサポートも何時に終わるかわからないという意味では同じことです。
結局仕事を終える時間はたいてい似たようなものになってしまいます。

それでも、後に仕事があるのにー、と思いながらのサポートと、そうではないサポートではサポートの質が違うのではないかと信じて、今日も夜までサポート暮らしです。

2008/09/17

ラグジャリーiPhoneケース

アメリカ人は寝ても覚めてもblack berry。
昨日、ストリミーングのラジオを聞いていたら、アンケート結果で、
「ブラックベリーを寝室の枕元に置いておくか」
との問いに対して、40パーセントが
「毎日そうする」
と答えているそうです。

それほど生活に密着するblack berry旋風。

そのあおりを受けているのがPDAです。
今や電話機能のないPDAは誰も使わないのではないというほど、PDA単体がマイナーな存在になってきています。

自称PDAマニアのおれとしてはそれは大きな問題です。
確かに、iPhoneとEMONEの通信端末2機を所有する者として、通信機能のないPDAに生きる道がないというのは全くの同感です。
ですが、以前から集めてきたPDAケースたちがさほど役立たなくなっているのは悲しい現実です。

これまで所有したPDAケース。
初代 LouisVuitton mat collection
2台目 Kate Spade
3台目 coach

こうしてみると贅沢な暮らしを送ってきたものです。
最近は、特にブランドのロゴだとかそういったものにこだわりはほとんどないのですが、なんとか本体を壊さないように気をつけるとどうしてもカバーも高価なものになってしまいます。

今使っているのはiPhoneに対してW-zero3専用の付属品カバー。
EMONEに対しては、PSP専用の付属品カバー。
電話に出たりするとなると、袋から取り出す形がベスト。

これだったり




















これだったり
















だいぶ汚れてきていたり、伸びたりしてはいますが今はこれしかないのかな。
慎重に扱う。それは基本だもんね。

2008/09/16

なんだ!?この8円は

すべり出し好調でスタートした今月のはげとの戦いですが、iPhoneのファームエアバージョン2.1にて、ついにつまづいてしまいました。

ファームウエアバージョンをバージョンアップ。
おお、日本語の予測変換がでてきてるじゃないか。
今までは、記憶機能がほとんどなく、よく使う「うすら」という表現(なんでそんな言葉が頻出するのでしょうか?)は何度やっても「うすら」と打って無変換しないとダメだったのが、今では「う」で一番早い候補として「うすら」が登場するようになりました。

「うすら」に代表されるように、バージョン2.1は日本語環境が抜群によくなっています。

しめしめしめしめ。

ところが、バージョンアップが行われるとその直後に必ず
「キャリアバージョンアップ」という作業が行われることになっていました。
そうですか。
勝手に始めて、勝手に「バージョンアップを完了しました」あ、そう。と思っていましたが、本日の利用パケット数を見て愕然です。
「送信3kバイト、受信2kバイト」

そうか。それはパケットを利用する通信だったのか!?
さてさて、その5kバイトはお金に換算するといくらでしょう。

戦々恐々。
結果は「8円」でした。
とりあえずホッと一息というところでしょうか。

2008/09/14

いざ、脱獄!

ついに、この日がやってきました。
おれが高らかに宣言する「脱獄するぞー」。

おおっぴらに言うことではありませんが、とにかくその日がやってきたのです。

まず、EMONEを手に入れてから自分に課した三つのタスク。

1.ストリーミングで音楽を聞くこと。OK。
2.iPhoneのメールを読むこと。OK。
3.無線ルータにして、iPhoneでいつでもどこでもsafari環境を作ること。

ついにOKです。

たいしたことではありませんでした。
今まで書かれてきたWMwifirouterの利用方法は、いずれもWMwifirouterのバージョン9.0番台によるサポートでした。
シャープ端末における常時接続環境に対しては、特別な小さなスクリプトを読み込ませる必要があったのです。
さらに、いろいろとレジストリをいじったりしなくてはいけませんでした。

ところが、おれがつまづいていたのは、おれが手に入れたバージョンはなんと1.1。
だからだから、何も気にする必要はなく、そのすべての要素が含まれたバージョンと考えて、素直にインストールすれば良かっただけなのです。

まず、
http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/shareedge/sr147790/
などで、「WMwifirouter」の本体を入手します。

おそらくexeファイルだと思うので、activesync環境において、EMONE本体が電源、PCとのUSB接続がしっかりとできているのを確認した上で、
その.exeファイルをダブルクリックで開きます。

自然とEMONEとのシンクが始まって、インストールされます。
一度、本体上でインストールする場所を確認する質問が入りますが、512Mもの本体メモリがあるEMONEですから迷わず「本体」を選びます。

それだけです。
何も必要ありません。それだけで大丈夫です。

初回はWMwifirouterのショートカットがありませんので、「スタート」→「WMwifirouter」でプログラムを立ち上げてください。
その際、あらかじめ「無線LAN」をonにしておいたほうがスムーズです。

で、立ち上げたら例によって利用規約承諾、でシリアルナンバー入力。


上記の「コネクトボタン」をクリックして、真ん中のアンテナマークがアニメーションになり、「connected」に変わったら完成です。

これで終わり。それだけだったのです。

あとはiPhone上で、
無線を探し、つなぐだけです。

間もなく、iPhone上にも無線接続完了の扇型マーク。

ここまではだれの環境も同じ。
おれの環境では、まず「環境」→「一般」→「フライトモード」に入ります。
間違ってつながらないときに3Gに入ってはまずいですから。

で、フライトモードの下の「無線」をONにします。

それから「環境」「一般」「機能制限」から「safari」をONにします。

さあ、おそるおそるのsafari開き。
ドーン。開きましたーーーーーーー。

これはすごい。画期的です。

これで、ストリーミングの音楽を聞きながら、safariの高速インターネット使い放題。
.....あれ?

些細なことながら、一つ問題発生。
WMwifirouterを立ち上げていると、WindowsMediaPlayerがサーバーにつながらないのです。

できることといえば、たった一つ。
iPhoneを脱獄して、JailBreakした人たちだけの特権、「vlc4iphone」でWMA形式のストリーミングを視聴する以外にはないのです。
いざ、脱獄。ついにその機は熟しましたか?

2008/09/12

順調スタート

完全武装して、今月のはげとの戦いがはじまりました。

滑り出しは見事なまでに順調。
電話代 0円
パケット代 0円
メール代 0円
はげのパケット定額ミニマムに押さえ込む気持ち プライスレス

というわけです。

さてさて。相変わらず苦戦しているのは、EMONEの無線化計画。そろそろなんとかしたいものです。
ソフトウエアのインストールは完結して、無線でiPhoneからアクセスできるのですが、どうしても不可能なのがiPhoneによるブラウジング。safariのページは開かないし、メールも読めないという状況。

iPhoneにターミナルでもあればpingだとかifconfigだとか、いろいろな仕様があるのですが、どこに問題があるのか見えない状態です。
もう少しつきあって、遊んでもらいたいと思います。

2008/09/11

新たなる戦い

準備万端。
いよいよスタートです。

今日から、新しい月が始まります。
各種、設定を調査して、パケットがかからない準備は完了しました。
iPhone上のパケット使用量をリセットしました。

今は
「環境」→「一般」→「使用状況」→「携帯電話ネットワーク使用状況」

送信0パケット
受信0パケット
状態。

うん。気分がいい。

SOFT BANKもアメリカのジーパンはげに怒られているせいか、パケット料金を引き下げたり加入者増のため、必死の努力をしているようですが、おれのようにパケットを使ってくれないユーザーが増えると痛し痒しというところなんだろうか。
それよりもとにかく、ユーザーを増やして行けばなにかいいことがあるのだろうか。

いずれにしても、これでdocomoやauからiPhoneが発売される可能性はゼロになったといえるでしょう。
なんてことを思っていたら、auからもHTC製のタッチパネル型スマートフォンが発売になるそうです。いろんな会社からスマートフォンが出てきましたが、auから出るのはこれが初めてです。
独自路線を貫いてきたように思えるauでさえも時代の大きな波には逆らえないということでしょうか。

iPhone自体、興行面で失敗かもしれませんが、日本の携帯市場歴史に残るイベントであったのは間違いありません。auの動向からもそれがうかがえます。
映画でいえば「地獄の黙示録」みたいなものでしょう。

今回はともかく、今後しばらくは新しいiPhoneが発売になるたびに、日本のスマートフォン市場に影響を与え続けるでしょう。
それにしてもsafariに勝るモバイルブラウザは存在しません。

早く芋3つめの課題。
wmwifirouterで、iPhoneブロードバンドを実現しないと...。

2008/09/10

「了解ボタンの右端」プライスレス

あいふぉなーになってまるまる2ヶ月。
いよいよ明日から新しい月が始まります(はげの締め日はなぜか毎月10日)。

ちょっとお金をかけて実験につぐ実験を重ねてきました。
そしていよいよ、実験の時期は終わり、実践に入るときがきたのです。

おれの中ではほぼ準備万端です。
というのは、今朝通勤の車中において、EMONEにiPhoneのメールアカウントを設定することに成功したのです。

通常、携帯電話のe-mailアカウントはその端末に利用が制限されているため、他の機器での設定はほとんど不可能です。
そのため、ちょっと頭のいい人たちは携帯のアドレスを人に明かさず、転送メールを携帯に受けるようにしているようです。そうすればなんとか携帯にくるメールを別のマシンで見ることができるのです。
そうすることによって、iPhoneでメールを読む機会を減らすことができて、同時にパケットも節約になります。

ところがこのiPhoneはそのままアドレスを別のマシンで読むことができる。
これはいい。大幅パケット節約です。

2日がかりでEMONEにi.softbank.jpアカウント設定を試みましたがなぜか失敗。
最初にはげにもらったアカウントが
「大文字i」と「小文字L」の区別がつかなかったり、そういうところに問題があったのかなと思っていましたが、なんとなんともっと初歩的な失敗が発生していました。

アカウントのユーザ名は
「******@i.softbank.jp」の******
だったのです!。
はげにもらったものではなく、自分がつけたユーザー名でいいんです!?

で、ちょっとした問題。
はげのメールサーバーはポート番号「587」でないと送信できないのですが、残念ながらWindows Mobileは「20」ポートでしか対応してません。
なので、受信はできるけど送信できないという閲覧専用になってしまいました。

.............。

ま、いっか。
目的は芋からメールを送ることではないのですから。

ここで11日を前に、iPhoneのパケットを極限まで下げる方法公開。
1.パケットのほとんどはメールである。
 iPhoneを3Gモードにしておけば、自動的にメールがあったことだけは教えてくれるので、メール通知を見たら他のマシンでメールを確認する。
 ここで一番重要なポイントは、iPhoneから「メール」ボタンを押さないことです。
 10通もの新着メールがきているときなどは、「メッセージを受信しました」というウインドウの下に「了解」というボタンがありますが、これを連打しなくてはなりません。
 無意識に10回連打していると11回目はそのメッセージが消えています。ちょうどその位置になんとなんと「メールを立ち上げるボタン」が存在しているのです。

期せずしてメールを受信してしまい、大量のパケット受信が発生します。

「了解」ボタンの右端を押すクセをつけてください。
ど真ん中を押すのはまさに自殺行為と言っても過言ではありません。

2.一発500円。safariは止めよう。
なんといっても爆発的にパケットが発生するのはsafariです。
しかも快適なsafariですが、最も恐ろしいのはgoogleのように自動更新が行われているページではバックグラウンドで行われることさえもあるということ。
だから、
環境>一般>機能制限
でsafariを止めてしまいましょう。
で、無線エリアに入ったら、safariのパフォーマンスを満喫しましょう。

これでsafariにかかるパケットはゼロです。

3.SMSを有効活用

最初ブループランでスタートしたので、知らなかったのですが、ホワイトプランに加入したらなんとなんとSMSは無料です。
メール送信をiPhoneのメーラーでやってはいけません。
パケットが発生するばかりか、メール送信前に勝手に受信されるのです。

2008/09/09

夢と奇跡のモバイルブロードバンド!

芋野郎となって2日目。
昨日の課題3つのうち、すでに一つは完結しています。

ストリーミング放送をライブで聞く。
なんといってもこれです。

もちろんiPhoneがあって、音楽を聴くことができるのであれば、音楽についてはそれで十分かもしれません。なんでストリーミングで音楽を聴く必要があるのか?
それはおれにもよくわかりません。なんでだろう。
さかのぼること数年前。
おれはアメリカに住んでました。そこではテレビを見ることもなく、ビデオやDVDもありません。

エンターテイメントといえば、そのすべてを「FM放送」に頼っていたのです。
流れてくる最新の音楽の数々。
バルコニーから海を見たり、下を歩く人々を眺めてたり、そのバックグラウンドには常にKIIS-FMというロサンゼルスのFMがありました。

当時、DSLと呼ばれる電話回線を用いたブロードバンド環境は日本にはほとんど存在せず、アメリカで黎明期を迎えていました。
ダイヤルアップでつなげるインターネットの接続料金があまりにも高額だったため、DSLにつなぎました。ブロードバンド時代を迎え、アメリカではストリーミングに注目が集まってきていました。
当時はとんでもなく先端のテクノロジーだったのです。

そんなこんなで帰国。
ブロードバンドの快適さに慣れてしまっていたおれは、まだ普及率1パーセント未満という時代(そのほとんどがケーブルテレビでした)にADSLを契約しました。
住んでいたマンションの電話線が「光収容」だとか、よくわからない理由でNTTに断られ、東京電話に断られ、さらにKDDIに断られました。

唯一「2万円出したらやってやるよ!」と言ってくれたのが日本テレコムでした(後日、日本テレコムをハゲが買収、なんだこんなころからハゲとつきあってたんだなー)。
いよいよ自宅にブロードバンド。
最初に感動したのは、KIISFMを日本にいながらにして聴くことができるという環境です。

以来、アメリカのFM放送を聴く、というのは生活に欠かせないおれにとって最強のエンターテイメントになっていました。

だから、音楽を持ち出すこと。しかもそのプレイリストには好きな曲しか入ってないという環境は最高であると信じて疑わないおれでも、アメリカのFMも捨てられません。
以前、WillcomeのW-ZERO3を持っていたときも試したことがありました。
ストリーミングの太さが32kbpsなので64kbpsのwilcomeでも大丈夫かと思いましたが、実際はぶつぶつ切れ切れで聴くことができませんでした。
無線なら可能ですが、無線のスポットを探してまでKIIS-FMなら自宅で十分です。

iPhoneならと思ってましたが、WMA形式でないと受け付けないところが多くて断念していたところです。
今度、芋野郎となったからには、です。

PCと同じ様に
http://www.thestreamcenter.com
にアクセスします。
そして、今のお気に入り「HOT(WSTO)」局を選択し、右側の「48k」というリンクをクリックしてみました。

自動的にwindows media playerが起動し、
「メディアを接続しています」
とメッセージが出るではありませんか。
期待が高まります。
で、
「探しています」
おーおー、ひょっとして、
「バッファ中です」
やった。これで間違いないです。

しばらくすると見事に再生がスタートするのです。
デフォルト環境のまま、新しいソフトウエアや設定の変更をすることなく、どこに外出しても(もちろんエリア内ですが)アメリカのFMライブストリーミングを聴くことができる環境が完成しました。
アメリカでSANYO 49ドルのラジカセで出会ったアメリカのFMが、今ではPDA端末で日本中どこでも聴くことができるようになっていました。

情報化社会の奇跡を実感する瞬間ですね。

2008/09/08

芋暮らし

前回の企画書をもとに、いよいよスタート。
まずはオークションから。

EMoneがαがつくかどうかで、全く中古の相場が違うようなので(αがつくと30000円台、なければ20000前後)、ここはαなしで攻めてみることにしました。
ですが、
「美品」
だとか
「ほとんど使ってませんでした」
とかってよだれを誘う文句が入ってるオークションは軒並み2万円代の後半なので、あまりよだれを流さずに済むところから選んで入りました。

目標は1万円代。
最初は3000円ぐらいでスタートしてて、はらはらどきどきしていると、終了時間の30分前に見るとあっというまに1万8000円だとか9000円だとか。
と思ったら、
「付属品、本体とアダプタのみ」
ということで、即決14800円。

開始が10000円だったので一応迷いましたが、入札を押せば落とせるという誘惑には勝てず、落札してしまいました。
以前、ヤフーオークションのアカウントは会社所有のものを使ってましたが、いつしかその会社も退職してしまい、おれの持つアカウントは無料アカウントなので残念ながら5000円以上は落札できないとのこと。
ところが、ハゲの携帯電話を持っていて、そこからweb経由で落札するとなんとなんとその費用がかからない。

携帯からぽちぽちと落札。
翌日入金。
そしたら当日発送。
翌日には手元にきました。

Welcome to My Life〜(Simple Plan)

ついこの間、あいふぉなーになったばかりなのに、ついに芋野郎にもなってしまいました。

ただ、このEMONEは特にメインマシンにする予定はなく、あくまでも以下のタスクを全うするためのものと考えています。

1.iPhoneのパケット節約のため、無線ルーター化する
2.iPhoneのパケット節約のため、メール受信端末にする
3.ときどきストリーミングをして、アメリカの生放送を日本で楽しむ

3は簡単。
こんな楽しいことが実現するのかーとあらためて感動しました。すげー。

1、2はこれから。
まだまだギル・グリッソムばりの実験と実践が続きます。

2008/09/04

企画書

節約と便利さというのは、ほとんどのケースで相反するものです。
単純に相反するのであれば、妥協点を探すだけでいいのですが、全く反対方向を向いているわけではない、という場合では非常に難しくなります。
特にファクターが2つではなく3つ以上ある場合などにおいてはより複雑な考えが必要になるでしょう。

うーん。と悩んでいたら、
「それなら企画書を書いてはどうでしょう」
というアドバイス。

なるほど、ふだんから仕事ではそんなことをやっているような気がします。
実はすごくいいアイディアかもしれません。

それではやってみようじゃないかぁあ!!

■企画書 「iPhoneとEMOBILE併用で実現する情報ToGo」
作成者 mr.wilf
作成日 2008/9/4

■現状の問題点
1.iPhoneにせっかく低料金の定額プランが出たのに現状の使い方ではその制限枠内におさまりそうにない。
2.米国内FM放送はそのほとんどがWMA(windows media audio)形式での配信になっているため、iPhoneで視聴することができない。
3.電話はともかく、パケットを制限している状況ではメールチェックに不便

■解決策
「EMOBILEを併用することによって...」
1.高額なパケット費用がかかる通信をEMOBILE通信を使うことによってiPhoneのパケットを制限値ぎりぎりまで下げる
2.EMOBILEならWMA形式のストリーミングに対応
3.EMOBILEを持っている範囲内ではメールチェックも即時可能

■具体的戦略
超せこプランおよびセレブプランを用意した。

超せこプラン
格安白ロムをオークションで落札。
会社所有のSIMカードを利用して社で使わないときに代用する。

セレブプラン
格安白ロムをオークションで落札。
通常量販店などで、端末セットで契約することができるが、その場合2年割マックスに加入しなくてはならない。契約のみなら自由な契約方法が可能なので、スーパーマックスの上限6880円を4980円まで下げることが可能になる。

■費用シミュレーション
現在
初期費用0 iPhone月額8880円 他0円 6ヶ月総額53280円 1年総額106560円
超せこプラン
初期費用14800円 iPhone月額3589円 他0円 6ヶ月総額36334円 1年総額57868円
セレブプラン
初期費用14800円 iPhone月額3589円 他4980円 6ヶ月総額66214円 1年総額117628円 

■導入後に想定されるメリットデメリット
メリット
現在 iPhoneですべてが可能になる
   初期費用がかからない
超せこプラン 月額が安い
       WMAのストリーミングを聴くことができる
       外出先でもメールチェックが可能
セレブプラン WMAのストリーミングを聴くことができる
       ぷちせれぶプラン(*)も可能になる
       外出先でもメールチェックが可能
       いつでもどこでもブロードバンド

デメリット
現在 月額費用が高い
   WMAストリーミングを聴くことが不可能
   安くするためにメールさえも制限しなくてはならない
超せこプラン 会社で使用中はストリーミングを聴くこともできない
       会社で使用中はiPhoneの費用が上がる可能性も高い
セレブプラン 月額費用が高い

*プチセレブプラン(契約はセレブプランだが、iPhone、EMOBILEともに費用を節約する)
(最小値)
初期費用14800円 iPhone月額3589円 他1000円 6ヶ月総額42334円 1年総額69868円

■まとめ

とりあえず超せこプランでスタート。
あまりに利用できない時間が長いようならセレブプランへの移行を検討。

うん。確かにわかりやすい。

2008/09/03

eat here or to go?

間違いなく言えることは、iPhoneが売れようが売れまいが、日本のモバイルのあり方に一石を投じたのはiPhoneであるという事実です。

これまで、家では(またはオフィスでは)PC、外では携帯というのが一般的な日本人のライフスタイルでした。元々情報には重量がかかるものではないので、持ち出せないはずがないというアメリカ人の意識の中で、PalmOSを筆頭に、情報を持ち出すというライフスタイルが生まれました。
ところが日本ではPDAという考え方がどうしても理解できなかったようで、ありとあらゆるメーカーがPDA開発に打って出たもののそろって討ち死に。

日本人に情報は不要なのかというと、決してそういうことではなく、携帯電話に形を変えてPDA文化が生まれました。

そして、この7月。アメリカで生まれたPDA文化と日本発祥の携帯文化が融合。
それがiPhoneなのです。
ただし、単なるPDAをジーパンはげが出すわけがなく、PDAというよりもむしろPCを意識した端末を送り込んできました。
携帯のPDA化が進む一方で、PCのPDA化も進んでいるようです。

UMPCという言葉知ってましたか?
おれは最近まで知りませんでしたが、「ウルトラモバイルPC」と読むそうです。
重さ1kgを下回る驚くべき軽さのコンピュータ。

こちらも情報を携帯するための兵器になります。

情報を常に身につけて外出することが当たり前になるのか。それとも情報中毒者だけが持ちうる強迫観念なのか。
一時、アメリカで流行したBlackBerry症候群。寝てもさめてもブラックベリーを手放せない。アンテナが立っていないところでは生きていけない。それがマニアックな人々だけの現象なのか、それとも一般に広がっていく前兆なのか。

iPhoneをいじっていると思うのは、望む望まざるにかかわらず、情報は携帯していくものになっていくだろうという未来。UMPCがいかに本格的に情報を携帯するかがキーワードなのに対し、iPhoneはいかに楽しく携帯するかがキーワード。

ところで、ここ3日間はかなりパケット通信を軽減することに成功しました。
ひょっとしたら来月以降、Emobileを手にしたら月額5000円節約も不可能ではないかもしれません(けちだなー)。

2008/09/02

芋の逆襲

ドキュも(2ch用語でドキュン【バカの意味?】から)
あう(あんまりあだ名がなかったと思われる。au)
うんこむ(とにかく遅いから)
芋(イーモバイルの略)
そしてハゲ(言わずと知れた)。

それぞれにメリットデメリットがあるようですが、ちょっと機会があってEeePCと芋のコンビを使いチャンスに恵まれました。
そしたらどうでしょう。
快適なこと、快適なこと。
初めてADSLにつながったのが多分2Mぐらいの速度だったと思うのですが、それよりも速い速度で携帯インターネットが可能な時代がやってきたのです。

まず試すことといえばFM放送のストリーミング。
電車の中とは思えないほど、一切切れることなく音楽を聞くことができました。

いちど、ウイルコム(2ch用語はちょっとはばかられるので)ストリーミングを試してみたことがあったのですが、ぶちぶち切れて聞けば聞くほどストレスがたまるという状況だったのに比べれば涙が出るほどの環境が実現しました。
しかも、おれのiPhone通信料金も、こちらのEmobileを使うことによってかなり軽減することができそうです。
ひょっとしたら最強の環境といえるでしょうか。
史上最強の2個持ち携帯。

iPhoneのパケットを極力押さえ込めるとあれば展望は広がるばかりです。

問題は端末。
Emobileの端末がなかなか高いこと。
Emobile導入で、今月は無理としても来月から3000円ずつ通信料金を軽減することができるとしたら、何ヶ月でEmobileの端末を導入する費用対効果が出るようにするにはいくらが妥当なのでしょうか。

悩みがつきないおれです。
金額の話ばかりだなー。