2009/05/26

ハリーボッシュという男

最近読書が楽しいです。
しばらく通勤途中に映画を見ているシーンが多かったせいか、活字を読んでいるのがやけに新鮮で、ページをめくる速度も一気に加速しているような気がします。

今まで手をつけてなかった作家の本が多く、とっつきにくい作家の本は通常ペースをつかむまでに時間がかかるものですが、今は活字が新鮮なのでスムーズに進んでいきます。
直前に読み終わった本が、通常なら苦痛で数ページで読破を断念するたぐいの本だったのですが、それを最後まで一気に読んでしまったところなど、まさに今のおれの臨時活字ブームぶりを発揮しているような気がします。
(もちろん、作家先生の名誉のために言うと決して「つまらない」わけではなく、「苦痛をともなう」ということなのです。それも体感については個人差があるのは言うまでもありません。アマゾンの書評を読むとアメリカではなんとか賞を取ったそうです)

その直後、登場したのが我らがハリー・ボッシュ。
まだ数ページしか読んでませんが、ぐいぐいとその世界に引込まれていきます。
このシリーズを書いているのが、ミスター巨匠マイクル・コナリー。

この主人公、ハリーボッシュという人。
ちょっとまともな行動をしない人で、ジャック・バウアー大先生を文章にしたらそんなかな、という感じです。あれほど暴力的ではありませんが、とにかく衝動的に動きます。
そういう変人ですから、主人公に共感するのはなかなか難しいのですが、それを実現してしまうのはミスター巨匠の腕でしょうね。
たぶん、訳している人の文章力にもよるところはあると思います。

ただ、心配なのはミスター巨匠の本を読んだあとも、今の活字ブームが続くかということですね。

2009/05/25

弱い決意

2009年の春、携帯電話の新作ラインナップが続々と登場してきています。
その中で、android携帯を購入すべきかどうか。各方面から検討して調査を進めてきました。

結論は、「見送り」です。

理由その1。
iPhone以上にビジネスに向かない
理由その2
一番の売りはGoogleマップとの連動だが、おれがあらゆるGoogleサービスの中で、最も軽視している機能がこれだったりするから。
(運転はしないし、出歩くケースも少ない)
理由その3
まだまだアプリケーション開発が未完成
理由その4
これが一番大きいが、厳密な意味で使い放題の環境を作ろうと思ったら、通話料以外にデータ費用だけで1万円を超えてしまう。

新しいOSに触れるというのはわくわくするものですが、残念ながらというか、今回はそのわくわく感とは縁がありませんでした。

2009/05/21

比較が絶対条件

androidとiPhoneはどうしても比較される運命にあるのでしょう。

windows mobileとandroidとiPhone。
これは、マイクロソフト、Google、そしてアップルが将来の覇権を懸けた戦いになるのです。
今のところリードしているのはwindows mobileですが、年内にもiPhoneがこれを逆転するのは確実と目されています。

そして、近い将来PC対携帯の戦いになるでしょう。
その時、再びビルゲイツとスティーヴジョブスの最終決戦の舞台がやってきます。
では、 Googleは?

Googleは、いままでOS戦争でもブラウザ戦争でも、一度も参入したことはありませんでした。
ところが昨年に入ってから、Chromeであったりandroidであったり、路線を転じて積極的に戦争に参加するようになっています。
いずれも、意識しているのはsafari、iPhone。
流行の三国志的に考えると、 Googleは天下三分の計を意図しているのでしょうか。

となれば、一時的に呉と蜀が手を結んで打倒曹操を目指す。

でも、一般ユーザからみたら大きな敵マイクロソフトを前にして、直接対決を避けた弱者同士が2番手を狙ったつばぜり合いをしているようにも感じられるところです。
そのくらい、Chromeとsafariは似ているし、androidとiPhoneは似ています。

ところでこの日本では。
本気でiPhoneを売りまくったsoftbankに対し、日本メーカーを前面に立てて陰でひっそりとblackberry扱いでandroidを売るdocomoの体制。
勝負は火を見るより明らかです。

2009/05/20

いよいよ

ついに、日本にも新しいOSがやってきます。
その名もandroid。

macOS。windows。それからLInux。それぞれに長所、短所がありました。
そんな中で、androidはPDAに特化したOS。さらに言うなら通信端末に特化したOSです。今までのOSとは存在意義が違うと言ってもいいでしょう。

webに革命を起こした Googleが作ったOSです。
この通信端末。きっと革命的な働きをしてくれることでしょう。

通信端末としてのOSには、windows mobile、iPhone、そしてblackberryという3強を形成していますが、おれはこれまでiPhoneを愛用しています。もちろんwindows mobileも愛用してきましたが、その反応の良さ、動きの美しさといった面でiPhoneの敵ではありません。
touch diamondというwindows mobile機に触れる機会があり、以前のwindows mobileに比べると圧倒的によくなった印象は持ちましたが、エンターテインメントに徹するiPhoneに対して、何でも幅広く取り入れてしまったwindows機とでは、テーマを一つにしぼって比べると、やっぱりiPhoneを選んでしまう、というのが最終結論です。

さてさて、andoroidはどうでしょう。
iPhoneの弱点を突くことができるのなら、ぜひ触れてみたい。
今はそう考えています。

そのポイント。つまりはiPhoneの弱点。
1.仕事に使うのに向かない

 例えば、ワード、エクセルを開くことはできますが、編集ができません。まがいもののオフィスソフトをようやくインストールして、(それも数千円かかります)ようやくなんとかというレベル。
 これでは仕事で使う、と呼べるようなOSとはいえないでしょう。
 その点、touch diamondはオフィススイートフル装備。
 
 touch diamondなみにオフィスソフトが使えるのであれば、おれはiPhoneとandroidでPCはもう要らないのかな、とまで考えています。

2.ファイルを保存しづらい

 iPhoneにはエクスプローラ機能がありません。
 ファイルをどこに保存するのか。それさえも見せてくれません。
 音楽や動画は持ち歩くのに適してますが、データを持ち歩くという意味ではまだまだ。

そういうわけで、おれはしばらくandroidを集中して張り込みしようと考えています。


 

2009/05/17

傲慢な意見

会社が苦しいときは、だれよりも少ない収入で。
会社が軌道に乗ったら、だれよりも高い収入を。

多くの経営者にとって、起業する動機になっているのは軌道に乗った時の収入でしょう。
どのぐらい果てしない夢を追いかけていくのか。それはひとそれぞれ。
でも、おれの場合動機になっていたのはなんだろう。と時々思います。

いっしょにやろうと話した仲間がいたから、というのが一番の動機です。
それだとあまり主体性がない。
でも、結局はそれですね。
続いては、起業なら自由になる時間がもっと増えるのではないか。
現実、それは甘かったです。

会社が軌道に乗っているかどうかは別として、とりあえず収入は増えるようになってきました。それに伴って、仕事は忙しさを増すばかりです。自由になる時間が増えたかどうか、減る一方です。
世の中どんな経営者もそうしているのでしょうか。

自由を求めて会社員になる。そんな皮肉なオプションも存在するのかな。

自分たちの組織。
そう思うと一つ一つの仕事に対する使命感は存在します。
起業のときは考えなかったけど、今自分を突き動かしているのはそれです。
少なくとも収入ではない。

そんなことを言えるのは、収入が増えたからなのだろうか。

2009/05/15

スーパーサイズミー

日本では定額給付金制度というものがあって、突然12000円くれることになりました。
そういうことで、その12000円を有効利用するよう、各企業が自分の会社に回してくれ、といろいろなキャンペーンを提供中です。

一番興味を持っているのが、日本マクドナルドが発表した12000円分のクーポンです。
なんと22500ほどの価値があるということでびっくりです。
セットが29食分。
サイドメニュー単品で6食。
ドリンクメニューは合計なんと38杯分です。
これをそれぞれ1週間に1枚消費するとしたら、セットもドリンクも年内の消費は難しくなります。
したがって期限である11月中旬までに消費するなら、ドリンクは1週間に2杯ずつ。
セットはときどき自分へのご褒美として1週間2枚使うという形で完了することになります。

でもだんだん少なくなっていくのは淋しいだろうなー。

2009/05/14

さすが、おれ

このところ、ずっと悩んでいた問題。
いぜんからnewusersコマンドがOpenSuSEにないという事実。
紆余曲折がありましたが、ようやく解決しました。

いやー、いろいろと悩みました。
一気に100ユーザを新規で登録しなくてはいけなくなって、最終的には一人一人
useradd -g xxx -m ******
passwd ******
をするしかないのだろうか。

あきらめかけていましたが、ふと思いました。
どうせ、shellとperlじゃないか。
おれはプログラマではないけど、そんなちっちゃなスクリプトなら自力でやればいい。

ネットで調べながら試行錯誤すること丸2日。
見よう見まねで
#!/bin/sh
で始めて、一気に100人分
useradd -g xxx -m ******
passwd ******
というコマンドを打ったのと同じ効果を得られるスクリプト。

終わってみたらわずか7行のスクリプトでした。
テストをした上で実行。
おーーーーーーーーーー。
1分足らずで100名分のメールユーザアカウントができてました。

これで
useradd -g xxx -m ******
passwd ******
やらなくてよくなったので、また別の仕事をする時間ができそうです。
さ、その期間たまってた仕事でもやろーっと。

2009/05/12

リラックス?

ゴールデンウイーク。
世の中には長い休暇を取った人もいるようですが、おれの場合は十分に取れたとは言いがたいものです。

でも一つはふだんやらないようなこともやってみました。
それは近所のスーパー銭湯です。
スーパー銭湯の中でも、グレードは高いほうの部類だと思います(たぶん)。

でかけたのは5月1日。
週末休みづらい業種なので、連休中といっても休みは平日でした。週末はかなり込み合うという噂が立っているスーパー銭湯だったので、平日ならなおさら好都合ではないかと思って、
「ひょっとしたら貸し切り?」
との期待もありました。

ところがところが、世の中忙しい人がたくさんいれば、暇な人もたくさんいるんですね。
湯船には大量の人が浸かってました。
それなら露天風呂へ移動。

その中にも人はいましたが、おどろいたのは露天風呂の脇にある木の床です。
5人、6人ほどの人が全裸で仰向けで寝ているのです。
うへー。目のやり場に困ります。
いったいなぜ?

まあ、わからないものはわからない。
ちょっと気持ち良さそうな、横になって浸かる「寝湯」というのに空きが出たので早速入ってみました。
さすがにこれは気持ちがいい。でも、おれは風呂に入ったら歌を歌いたくなる人間です。小声で歌ってと思ったものの、となりに人がいたのでそいつが出るまで、と待ってました。

すると、なぜか隣の男もこちらをちらちらと。
意識されているとわかったら、負けられなくなるのは男の性。
ついに相手を根負けさせて、となりがいなくなったときにはすでに歌う気力もなくなってました(本末転倒)。
立ち上がったら、もうあまりの熱さでのぼせあがっていました。

5分後、全裸にタオルで外の床に寝てるおれがいました。