2007/08/13

【きょうの読破】ザ・キャッシュマシーン

ザ・キャッシュマシーン (単行本)
リチャード・クラフォルツ (著), アレックス・クラークマン (著), 三本木 亮 (翻訳)



モチベーションを高める本はたくさんありますが、読んでいる最中に
「あ、おれかしこくなった!」
と実感させながら、最終ページまでエスコートしてくれる本は、おれにとって一番の先生です。

その意味で、この本はトップ5に入る先生となってくれました。
ミーティングの中で「ボトルネック」(シリーズ最初の「ザ・ゴール」から使われているので、かなり手垢どころかいろんなものがこびりついているかも)、「クリティカル・チェーン」、「期末症候群」(学生症候群)といった言葉を使うのはすごく気持ちいい。

キーワードを発することによって、ミーティングそのものの意味が変わります。
自分とは違う意見を取り入れる際に、
「クリティカル・チェーンという考え方があるんだけど…」
当然、みんなきょとんとした顔になります。
そこで、「え?知らないの」なんてことは言いません。
もちろん、おれだってついこの間まで知らなかったんだから。

あくまでも一緒に勉強しているというスタンスで、社内の具体的な問題にあたるのが大切です。
そうすることによって、おれが本を読んでいるときに「賢くなった」と実感する体験が、ミーティングをすることで疑似体験できるのです。

なによりも、だれか一人が先頭に立つのではなく、みんなで知識を共有しながら進んでいくのが大事なのでしょう。

0 コメント: