2007/08/18

Torvalds氏が語るオープンソースのからくり

Torvalds氏が語るオープンソースのからくり

2007年08月15日
 Linus Torvalds氏はしばしばオープンソースの推進者として語られ、彼がライセンスに関心を寄せるのは、コードの共有とソフトウェアの改良を迅速に進める自らの力に影響を及ぼすからにほかならない。しかし、彼の本当の立場はもっと複雑なものであり、一部の人々には意外に思えるかもしれない。


マイクロソフトが独占禁止法違反の疑いで、商務省の攻撃を受けたのは有名ですが、当時マイクロソフト側の弁護チームが独占禁止法に抵触していない理由として挙げたのが
「リナックス」
という聞いたこともないオペレーションシステムでした。

敵に塩を送るつもりなのか、それとも一応独占禁止法に違反していないことを証明するだけの影響力を与えようとでも思ったのか、これほど大きな広告効果はないだろうというほど知れ渡りました。
その後、グーグルを旗手とするweb2.0やオープンソースそのものが一般的な常識の一つとなり、とにかくオープンソース運動の原動力・象徴であったリナックスの名前を知らないほど有名にはなりました。

LINUXの良さは数え上げたらきりがありませんが、あの裁判から10年近くもの年月が経過しているのに、どうしてマイクロソフトの、そもそも同じUNIX系であるマックOSのライバルにもなりえないのでしょうか。

今回のフィードのように、リナックスは日々論争をしています。いがみあっては足の引っ張り合いをしています。
リナックスの創始者で「神」と呼ばれる人、リーナス・トーバリスさんでさえもそういった論争の中にあって、批判されたりしたりしています。

マイクロソフト社内でビル・ゲイツさんの批判をする人はいないでしょう。
アップル社の中でスティーヴ・ジョブスさんの批判は出ないでしょう。

オープンソースの弱点は、永遠に一枚岩が生まれないことでしょうか。

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