ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション (単行本)
ジェフリー・ムーア (著), 栗原 潔 (翻訳)
前作「キャズム」も、その読み応え、考察の深さに感服したが、今回もなかなか考えさせられる内容となっています。
ただし、気に入らないのは大して難しいことを言っているわけではないにもかかわらず、どうしてこんなに理屈っぽく話す必要があるのかということです。
こういう人というのは、基本的に自分に自信がないのかな、そんなことを考えます。
自分の言っていることに説得力を持たせるには、もってまわった重みのある表現が必要だとでも考えているのでしょうか。
要するに言いたいのは、ひとつの商品が文化の中に入って行き、その商品から利益を得るにはどうしたらいいのか。
「キャズム」では、どうしたら実際にブレイクスルーを実現させて、一般的に受け入れられるようになるのか、というのが主題でしたが、この本ではその続編として、競合相手によって追いつかれてくる流れをどう食い止めて、利益という形で数字を確保していくかが描かれています。
アメリカの一流企業は、日々そういう戦いに勝つために「イノヴェーション(改革)」を繰り返していきます。
改革に終わりなどはありえない。それが勝つための一つの方法なのです。
2007/08/07
【今日の読破】ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション
ラベル: 今日の読破【マーケティング】
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