2007/08/13

人生そのものが共同体

先日、NHKのニュースで「交通渋滞の解消法」をやっていました。
まずは、その原因から。
日本道路公団の発表によれば、従来交通渋滞の原因になっていたのは
1.すでに慢性になっているキャパシティ不足
2.料金所・ジャンクションでの混乱
だったようですが、道路公団だってずっと批判の矢面に立たされてきたからには対抗策も取ってきたということでしょうか。
上記2要因はほとんど渋滞の原因になりえないとのことです。
1については、要所要所の改善は完了したとのこと。2はETCカードが普及したことで解消してきているそうです。

では、いったい何が渋滞の原因でしょうか。
無意識のうちに踏んでしまうブレーキと、十分な車間距離をとっていないため後続がさらに急なブレーキを踏み、そういった連鎖反応が最大の要因になってしまっているとのことでした。
そんなもんなの?
という感じではありますが、でも実際そうだというのですからそうなのでしょう。

おれは運転しない人間だから、深い心理はわかりません。
人の運転する車に乗るとほとんどいやな思いをします。
相手に聞こえないことをいいことに
「へたくそ」
「あぶねえな、ばか」
とぶつぶつ毒づいている人があまりにも多いのです。

相手にも何らかの理由があって、そういう運転になっていることを理解しようとしていない。渋滞の中にあっては、自分などすごく小さな存在でしかないということもわからない。
みんなが渋滞でいやな思いをしているのに、自分だけがいい思いなどできるわけがありません。
それよりは、自分が渋滞の原因にならないように努力すべきではないでしょうか。
自分の行動ひとつひとつが独立したものではなく、人にも影響を及ぼしているのです。
感覚として理解するには、運転というのは試金石として貴重なものではないでしょうか。

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