2007/07/11

ProjectKeeper断念

昨日宣言したProjectKeeperの導入。

ERPとCRMをオープンソースで実現する日本発のASPとの触れ込みだったが、ベータ版を無料で公開したとのニュースリリースから入ってみました。
そのスクリーンショットを見る限り、いままでTUTOSを最有力候補として導入を計画していたが、さすが日本発、ProjectKeeperのほうがはるかに導入後、スタッフたちが有意義に使ってくれそうな印象です。

では、ということでスタート。
まずはベースになるASPファイルをダウンロード。
これはカンタン。
ZIPファイル内に、readmeがあるので、これを確認します。

必要な環境に、IBMのフリー版サーバ「WebSphere」と「DB2-Express」があったので、早速それをインストール。
まず、このIBMのソフト、基本的にデータベースやwebアプリケーションをGUI(グラフィックユーザインタフェイス…windowsみたいの)で扱うことが前提になっているみたいだから、おれのようにサーバまでリモート、SSH環境のみでアクセスしている人間にとっては、不便なことこの上ないソフト。
ディスプレイつなげるのいやだったので、なんとかそのままCUI(キャラクターユーザインタフェイス…コマンドプロンプトみたい)でインストールして、必死になってなんとかなりました。
そこまではいい。

じゃ、いよいよデータベース作って、インストールしようとします。
ところが、実際はうまくいかない。
っていうか、途中で投げ出してしまいました。
なぜかっていうと、データベース作るのも、サーバーにインストールするのも、やっぱりGUIの画面が中心です。
もちろん、おれがMySQLとPHPのように、いつも使っているツールであれば、そんな泣き言も言ってられないでしょう。
だから泣き言を言わせてもらいます。

使いやすくない。
しかも、わかりやすくない。

サポートに高い料金設定をしている理由がよくわかりました。

というか、無料で使ってもらうという想定はないんだろうと思います。
今回のフィード記事も、多分ITメディアなんかに送ったプレスリリースがそのまま掲載されたものです。
単なる無料で広告を掲載してもらうのに、ProjectKeeperを無料公開というエサが必要だったんだなあ。

昨日、おれが指摘したとおり、やっぱりオープンソースをビジネスモデルにするのは非常に難しい。
日本のオープンソースは、こうして商売を進めてるのかな。

ほとんどの人がおれと同じように落胆しているとしたら、なんだかすごく悲しい。
オープンソースのいいビジネスモデルを知っている人がいたら教えて欲しい。

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