2007/07/10

長所が大事だっちゅーの

今朝、出勤前に時報代わりに流していたテレビに、突然あまり美しくない女性が映っていました。
どうも、扱いはタレントのようですが、まったく知らない人で、ルックスのレベルはどう見ても一般人以下です。
こんな人がタレントだというだけで驚き、思わず足を止めてテレビを見てしまいました。

名前を聞いても知らない人です。

よく聞いていると、その人はパイレーツというグループの1人で、できちゃった結婚をしたというおめでたいニュースでした。
なるほど、パイレーツなら名前も知らないわけです。
パイレーツなら知っています。
「だっちゅーの」
というギャグで一時はかなり有名でした。
結婚したんですね。

それにしても顔のレベルはもちろん、あれだけ何度もテレビで「だっちゅーの」を見ていたにもかかわらず、おれがまったく顔を覚えていないということに愕然としました。
女性タレントにとって、顔はかなりのウエイトを占める存在価値のはずです。
おれも知らず知らずのうちに、女性タレントは顔を見ているはずなんですが…。

「だっちゅーの」そして、胸の谷間を強調するゼスチャー。
ついつい目がそっちに向いてしまっていたんですね。

これは一つの教訓になりますね。
やっぱり人間の個性というのは、短所ではなく長所で計るしかないということです。
多分、パイレーツが所属するプロダクションでも、パイレーツ(すみません、やっぱり名前知りません)の二人を顔で売れるとは思わなかったということですね。そこで、数少ないセールスポイントを重ねて、それを前面に押し出してみました。
すると、おれでも知っている「だっちゅーの」の出来上がりです。
また、パイレーツが2人組みというのも見逃せません。
メトカーフの法則にもあります。
「ネットワークの価値は、参加する人の数の2乗に比例する」
2人が同じように長所を強調することによって、他のものには一切目が向かなくなってしまったのです。

人をマネジメントする際にも、そうありたいですね。
短所は分類できるけど、長所はその人しか持っていないということ。

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