2007/09/03

Web 2.0企業への期待は過剰?--富士通総研がVCデータ中心に実態調査

Web 2.0企業への期待は過剰?--富士通総研がVCデータ中心に実態調査

島田昇(編集部)

2007/08/31 21:57

 富士通総研などが8月30日に発表した「Web 2.0」と呼ばれるユーザー参加型サービスを提供するネット企業の実態調査によると、Web 2.0企業はユーザー参加型ではない一般的なネット企業と比べ、成長速度が速い傾向にあるとしている。株式公開の時期や対象企業数などが異なるため、発表データの単純比較はしづらいが、より効率的な資金調達や事業拡大が実現した一面を浮き彫りにした。


アメリカのWeb2.0について、アメリカで加熱するのに対し、日本はまだまだという話。
もちろんベンチャーキャピタルだって、ビジネスとしてやっているのですから、当然利益を追い求めるのはわかります。
ですが、アメリカのベンチャーキャピタルが世界のトレンドを作っているのに対し、日本では本当に売り上げが上がるという条件がない限りベンチャー企業に資金を投入することがない。それで、日本がIT大国として君臨することができるのか、はなはだ疑問です。

日本が世界に誇るブランド。
ソニー、ヤマハ、ホンダ。
どれもベンチャーの力を借りずに、ここまでやってきました。
反対に、振興企業はどうかというと、ソフトバンク、楽天、mixi。
どれも日本のローカルブランドで、決して世界に「これが新しいトレンドだ!」と胸を張れるものではありません。

マンガ市場、ゲーム市場で圧倒的な強さを見せる日本の発想力。
それが、どうして新しいトレンドを生み出せないのか。ベンチャーキャピタルの姿勢の問題もありそうですね。

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