2007/09/03

24でもプリズンブレイクでもなく

映画は単発単発の悦楽ですが、継続し、癖になるということではアメリカのドラマは映画の上を行きます。
こういうものを作り出せるアメリカという国。心から感動します。

24を筆頭に、プリズンブレイク、LOSTと次々にすごいドラマが来日していますが、いま一番はまっているのはなんといっても「numbers」です。
主人公のチャーリー・エプスが
「We Always Use Math Everyday」
と話すというオープニングでもわかるとおり、FBIの捜査に天才数学者の頭脳が絡んで、事件を解決に導きます。

いやあ、本当にすごい。あんなのがいるとしたら、本物の天才だ。

兄のドン・エプスが
「こんな事件があるんだ」
というと、一瞬でその事件に使えるような数学の法則を思いつき
「それにはこんな法則を使えばいい」
などといいながら、現実のデータの動きを数学にあてはめていきます。

今朝、チャーリー・エプスがいればなあ、と心から思いました。
毎朝の満員電車。
先週までは夏休みだったために、女子高生の数が少なく、さすがに座れないまでも吊革つきで立ったまま文庫本を読む程度のスペースがありました。
ところが、女子高生たち。
なぜだかわからないけれど、彼らは通学用のカバンを持たず、体操着を入れるようなボストンバッグで通学するのです。しかも、足を開いてその足元にボストンバッグを挟むように床に直接放置しています。

スペースは地面の占有量で決まってくるため、体格そのものは女子高生はさほどでなくても、占有スペースはかなりのものになってきます。そこに大量の通勤通学客が入ってくると、まっすぐ立っていることができなくなるのです。
通過する電車をながめていると、車両によって込み具合がまちまちなのがわかります。

どの車両に乗れば、読書するスペースと時間を確保できるのでしょうか。
おれ
「こんな疑問があるんだ」
チャーリー・エプス。
「それには、女子高生とおやじの法則(高校の位置と生徒数、駅利用者の出勤先と始業時間により混み具合を見つける)を使えばいい」
おれ
「なるほど。その手があったか!」

今朝は本が読めませんでした。
明日は読めるかなあ。とりあえず別の車両に乗ってみよう。

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