2009/11/29

ドバイショックに負けずに

早くも暗礁に乗り上げてしまったABC構想。
思いのほか、恐ろしい影響を与えた「ドゥバイショック」。
アメリカのA、ブラジルのB、中国のCがそろって株価を下げたため、おれの資産もついにマイナス.8パーセントと、元本を割ってしまいました。

株は難しいですね。

そもそもドゥバイショックってなんだろう。
おれも、競馬に携わっていたころ、ドゥバイには3度ほど行ったことがあります。
まさに高度経済成長の時代。わずか数年で、日本の25年にもあたる勢いで国家の整備を進めていました。
あの活気はすごかった。

なんでも当時、あと25年ぐらいで石油が枯渇するので、国家の収入源がなくなるから、ドゥバイを観光立国にしようというシェイク・モハメド殿下の夢のようなヴィジョンがスタートしました。
そのために、シェイクが道楽でやっていた競馬を観光の目玉にしようという子供みたいな考え。
そんなんで本当に大丈夫なんだろうか、とドゥバイの手厚い接待を受けながら思ったものです。

あれから7-8年。
本当にドゥバイは観光立国としてやってきたようです。
なんかメディアでドゥバイっていうすごい国がある、といったことが報じられるとなんだか第二、第三の故郷がほめられているみたいでうれしかったものです。

ところが、去年ぐらいから「ドゥバイのバブルが崩壊」というニュースが報じられるようになってきました。
やっぱり元は道楽から始まったシェイクの構想だからなー。というのが第一印象です。
競馬を観光の目玉にするには、宗教上の理由でカジノどころか馬券もダメ、というビジネスモデルなので、どうやってお金を作っていくのかというのが一番の謎でした。

国家規模の成金の2代目、3代目。よくある没落物語を見ているようですが、そんなことはない、やっぱりシェイクは中東のヒーローなんだ!というところを示せるよう、がんばれドゥバイ。
そうでないと、おれの投資も困ったことになります。

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