2008/09/30

iPhoneで実現したアメリカFM生放送

脱獄。

自由を意味します。
自由になったら最初にやるべきこと。それがアメリカのラジオストリーミング放送を受信することでした。

ターゲットはオハイオ州のHOT fm(WSTO)です。
最近のアメリカのTOP40系ラジオとなると、大きな都市になるほどラップ系の音楽が主流になってしまって、聞き始めは楽しいのですが、長時間聴いているさすがに飽きてきます。
それが、このオハイオ州では適度にラップ、ポップ、ロック、カントリーがミックスされていて、実に快適な環境なのです。

当初、このタスクを実現するのは「vlc4iphone」を考えていたのですが、寄付しないとベータ版をダウンロードできないということ。さらには、まだまだ未完成なうえに、動画再生にウエイトが置かれているので、iPhoneにあるiPod機能の動画再生で十分な満足感を得ているおれとしては無用な機能が多いこと。
そういった理由からいったん断念していました。
(もちろん、寄付を強要されることへの反発もないとはいえません)。

さてさて、別のアプリを探さなければいけません。
そしたらありました。驚くことに公式アプリストアにあったのです。

その名も「Fstream」。そもそもMacのフリーソフトで、ストリーミングデータを録音したりするものだったらしいですが、iPhone上ではストリーミングプレイヤーとして動作します。

このアプリが、ついにじーぱんハゲの壁を超えて、びるげいつ方式(WMA over MMS/ASF)によるストリミーングラジオの再生という偉業を達成したのです。
早速ダウンロード。
ところがここで大きな大きな問題が。

「このソフトは日本のiTunesストアアカウントではダウンロードできない」
のです。
この高い壁であきらめている人も多いと思います。

実際は、下記の手順でダウンロードが可能です。

http://www.bassontop.co.jp/index.html
などにアクセスして、
ドル単位のiTunesギフト券を購入します。フリーソフトなので10ドルもあれば十分です。
購入方法はいろいろとあるようですが、即ダウンロードしたいならクレジットカードでしょうか。カードがなくても、e-bankの銀行カードならVISA決裁のデビッド決裁ができるのでこれもおすすめです。

購入が完了したらメールでPINコードと呼ばれるパスワードのようなものが発行されます。

さてさて、これで準備完了。まずはiTunesストアにアクセス。
ここで言語を「英語」に設定します。
画面が英語に変わるので、「アカウント新規取得」をクリックします。
名前とかパスワードとかを設定するように言われるので、適当にいろいろと設定してください。
続いてお支払い方法。
ここでクレジットカードなどを選んでしまうと、やっぱりアメリカ発行のカードでないとダメ、という結果になるので必ず「iTunesミュージックカード」を選んでください。

で、今度は住所。
これはどこか、googleかなんかで拾った実在の住所にしましょう。
わからなかったらアメリカのgapとかそういうショップのストアロケイターで調べるといいと思います。

あとは次へ、次へ。
で、完了。

完了したら、あーっとあらあら不思議。
さっきまでダウンロードできなかったファイルが、見事にダウンロードできました。

いざ、Fstream。
この設定は簡単でした。
WSTO HOT fmのURL(mms://またはrstp://ではじまるやつ)を入力して登録して、できた行をクリックしたら
おおおおおおおっっと。
バッファーが始まるじゃないか!
で、いよいよ再生開始。

うわー、すげー。
ラジオのストリーミングが実現です。脱獄&自由を実感した瞬間です。
しかもこれは無線でつながっているので、こんなに大容量のデータを受信していてもパケット料金は無料。
外で無線。電車内で無線。これはすごい!

ただ、大きな弱点が...。
safariを開くと、再生が終わってしまうのです。
iPodのようなわけにはいきませんね。

safariを使いながら、ストリーミングが夢だったのですが、その夢の実現には時間がかかりそう。今後、Fstreamもバージョンアップで対応しますと書いてあったのでそれを信じることにしましょう。

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