2008/09/09

夢と奇跡のモバイルブロードバンド!

芋野郎となって2日目。
昨日の課題3つのうち、すでに一つは完結しています。

ストリーミング放送をライブで聞く。
なんといってもこれです。

もちろんiPhoneがあって、音楽を聴くことができるのであれば、音楽についてはそれで十分かもしれません。なんでストリーミングで音楽を聴く必要があるのか?
それはおれにもよくわかりません。なんでだろう。
さかのぼること数年前。
おれはアメリカに住んでました。そこではテレビを見ることもなく、ビデオやDVDもありません。

エンターテイメントといえば、そのすべてを「FM放送」に頼っていたのです。
流れてくる最新の音楽の数々。
バルコニーから海を見たり、下を歩く人々を眺めてたり、そのバックグラウンドには常にKIIS-FMというロサンゼルスのFMがありました。

当時、DSLと呼ばれる電話回線を用いたブロードバンド環境は日本にはほとんど存在せず、アメリカで黎明期を迎えていました。
ダイヤルアップでつなげるインターネットの接続料金があまりにも高額だったため、DSLにつなぎました。ブロードバンド時代を迎え、アメリカではストリーミングに注目が集まってきていました。
当時はとんでもなく先端のテクノロジーだったのです。

そんなこんなで帰国。
ブロードバンドの快適さに慣れてしまっていたおれは、まだ普及率1パーセント未満という時代(そのほとんどがケーブルテレビでした)にADSLを契約しました。
住んでいたマンションの電話線が「光収容」だとか、よくわからない理由でNTTに断られ、東京電話に断られ、さらにKDDIに断られました。

唯一「2万円出したらやってやるよ!」と言ってくれたのが日本テレコムでした(後日、日本テレコムをハゲが買収、なんだこんなころからハゲとつきあってたんだなー)。
いよいよ自宅にブロードバンド。
最初に感動したのは、KIISFMを日本にいながらにして聴くことができるという環境です。

以来、アメリカのFM放送を聴く、というのは生活に欠かせないおれにとって最強のエンターテイメントになっていました。

だから、音楽を持ち出すこと。しかもそのプレイリストには好きな曲しか入ってないという環境は最高であると信じて疑わないおれでも、アメリカのFMも捨てられません。
以前、WillcomeのW-ZERO3を持っていたときも試したことがありました。
ストリーミングの太さが32kbpsなので64kbpsのwilcomeでも大丈夫かと思いましたが、実際はぶつぶつ切れ切れで聴くことができませんでした。
無線なら可能ですが、無線のスポットを探してまでKIIS-FMなら自宅で十分です。

iPhoneならと思ってましたが、WMA形式でないと受け付けないところが多くて断念していたところです。
今度、芋野郎となったからには、です。

PCと同じ様に
http://www.thestreamcenter.com
にアクセスします。
そして、今のお気に入り「HOT(WSTO)」局を選択し、右側の「48k」というリンクをクリックしてみました。

自動的にwindows media playerが起動し、
「メディアを接続しています」
とメッセージが出るではありませんか。
期待が高まります。
で、
「探しています」
おーおー、ひょっとして、
「バッファ中です」
やった。これで間違いないです。

しばらくすると見事に再生がスタートするのです。
デフォルト環境のまま、新しいソフトウエアや設定の変更をすることなく、どこに外出しても(もちろんエリア内ですが)アメリカのFMライブストリーミングを聴くことができる環境が完成しました。
アメリカでSANYO 49ドルのラジカセで出会ったアメリカのFMが、今ではPDA端末で日本中どこでも聴くことができるようになっていました。

情報化社会の奇跡を実感する瞬間ですね。

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