2008/09/03

eat here or to go?

間違いなく言えることは、iPhoneが売れようが売れまいが、日本のモバイルのあり方に一石を投じたのはiPhoneであるという事実です。

これまで、家では(またはオフィスでは)PC、外では携帯というのが一般的な日本人のライフスタイルでした。元々情報には重量がかかるものではないので、持ち出せないはずがないというアメリカ人の意識の中で、PalmOSを筆頭に、情報を持ち出すというライフスタイルが生まれました。
ところが日本ではPDAという考え方がどうしても理解できなかったようで、ありとあらゆるメーカーがPDA開発に打って出たもののそろって討ち死に。

日本人に情報は不要なのかというと、決してそういうことではなく、携帯電話に形を変えてPDA文化が生まれました。

そして、この7月。アメリカで生まれたPDA文化と日本発祥の携帯文化が融合。
それがiPhoneなのです。
ただし、単なるPDAをジーパンはげが出すわけがなく、PDAというよりもむしろPCを意識した端末を送り込んできました。
携帯のPDA化が進む一方で、PCのPDA化も進んでいるようです。

UMPCという言葉知ってましたか?
おれは最近まで知りませんでしたが、「ウルトラモバイルPC」と読むそうです。
重さ1kgを下回る驚くべき軽さのコンピュータ。

こちらも情報を携帯するための兵器になります。

情報を常に身につけて外出することが当たり前になるのか。それとも情報中毒者だけが持ちうる強迫観念なのか。
一時、アメリカで流行したBlackBerry症候群。寝てもさめてもブラックベリーを手放せない。アンテナが立っていないところでは生きていけない。それがマニアックな人々だけの現象なのか、それとも一般に広がっていく前兆なのか。

iPhoneをいじっていると思うのは、望む望まざるにかかわらず、情報は携帯していくものになっていくだろうという未来。UMPCがいかに本格的に情報を携帯するかがキーワードなのに対し、iPhoneはいかに楽しく携帯するかがキーワード。

ところで、ここ3日間はかなりパケット通信を軽減することに成功しました。
ひょっとしたら来月以降、Emobileを手にしたら月額5000円節約も不可能ではないかもしれません(けちだなー)。

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