2007/10/31

やってみようか

このところ、オフィスにおけるモチベーションが下がって、この仕事を
「いつ辞めようか」
という秒読み段階に入ったような気がします。資金面で厳しいというのはありますが、それは覚悟したといえばしたこと。
一番の問題は、「自分が作った会社なのに、自分なりの将来の会社像を描けない」ということです。

出資者との考え方の違い。しかも、出資者は「おれは口を出さない」と言っていたにもかかわらず、きっとおれたちが必至に、だけど楽しさを忘れずに働いてきた姿がうらやましく思ったのか、なんだか永久に口出しし続けそうな感じです。
「楽しくやりたかったらサークルを作ればいい」
その言葉を聞くたびに悲しい気持ちになります。

で、出資してもらっている負い目なのか、3人の創業時取締役のうち、ほかの二人は出資者2人のいいなり。ほとんど飼い犬です。

そういう雰囲気を周囲は微妙に察知するのか、
「mr.wilfさんしかモチベーションを維持できる拠り所はない」
「mr.wilfさん以外に出資者にモノが言えない」
と、ことあるごとにおれを持ち上げるようなことを言います。

で、議論になれば徹夜で酒を飲むハメになります。

おれはそれが楽しいか。
時々自問自答します。

創業者の一人として、どうせやめるなら目いっぱい、歯を食いしばって出資者と、ほかの創業メンバーと闘って抜けていくべきなのか、それとも辞めるなら先のことなど知ったことじゃないのか…。
おれは楽しい雰囲気を作るのが得意です、というかそれぐらいしか自分の存在意義を感じません。
そうやって作られた環境が居心地がいいから、おれを持ち上げてるだけじゃないか。おれの描いてる未来像よりも、優先度は今の快適さ優先でおれを支持してるんじゃないか。

気分が乗らないときはそんなふうに意地悪にも考えます。
会社を支える下の人たちを信頼できなくなるとき。やっぱりおれは抜ける潮時なのかな。

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