2007/10/01

無意識に隠しておきたいこと

いま、おれのオフィスでは地上デジタル放送の導入をやっています。

2011年に従来のアナログ放送のテレビが見られなくなるってことはみんな知っているようですが、じゃどうすれば見られるようになるのかってことがわからないようです。
総務省も、地上デジタルにすると決めたのはいいけど、実際「テレビを買い替えて、HDプレイヤーを買い替えて、アンテナ工事をして、宅内工事をして」ようやく見られるとなると、批判を浴びることは確実なので、それで内緒にしてきたんではないか、と勘繰りたくなります。

でも、もはや待ったなし。

来年は北京オリンピックも開催されるとなれば、
「大画面で迫力ある映像を見たい」
となるのは当然でしょう。

さ、地上デジタル対応のテレビは買ったし、あとはオリンピックを待つばかり。って思ってたらそうでもない。

ということで簡単に解説です。
まず、地上デジタルを見るためには、対応の機器が必要です。それはBSと同じと考えてみてください。
オプションは3つ。
A.地上デジタルチューナー内蔵型テレビ
B.地上デジタルチューナー内蔵型DVD
C.地上デジタル外付けチューナー
どれも一長一短ですが、どれか一つというのであれば、おれはプランBを選びます。
Aの場合、録画するためには新たにプランAかプランCを用意しなくてはなりません。
しょせんは日本のテレビ番組なんか、録画するまでもない、というのであればこれでOKです。
プランBを選ぶメリットは、たいてい録画機器にはアンテナ出力がついているので、これでテレビも見ることができるのです。
ただ、せっかくこの機会に買い替えを考えている人には不満でしょう。
プランCは、一台に1機器というパターンなので、AB両方に接続したかったら2台購入する必要があります。
プランCのメリットは、なんといっても価格です。1台9000円。2台でも18000円。

それだけでは足りません。
何が必要かというと、アンテナと宅内工事。
一軒家なら、ヨドバシカメラのちらしによると15000円と事前調査費用3000円の18000円(税抜)です。

マンションについては、UHFアンテナが必要になりますが、これをベランダなどに入れるのは大変なので、マンション全体での工事が必要になります。
さらに宅内工事。
賃貸の場合、費用はオーナー持ちなのでお金の心配はありませんが、その分見たいときに導入してくれるかどうかはわかりません。
分譲は工事日程を組むために組合で話し合わなければなりません。

工事業者によると、2000年ごろにはそういった話も出ていたので、現ミレニアムになってアンテナ工事をしたことがあれば、現状の設備でそのまま見ることができるそうです。

どうせいつかアナログが見られなくなるのなら、まずは対応機器を買ってみて、それで見られるかどうかをチェックし、見られなければオーナーまたは組合と話し合ってみてください。
だめなら室内アンテナの購入、または引っ越しです。

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