立ち上げたばかりの会社に一番ないものは何かというと、いうまでもなく
「信用」
ということになると思います。
顧客に対して、取引相手に対しても、ひょっとしたら従業員に対しても、一番欠けているのが信用です。
信用がないということは、どんなデメリットがあるかというと、動きが鈍くなってしまうということでしょう。
顧客に信用されていなければ、顧客は必至におれたちのサービスを選んでいいかどうかを検討するので、なかなか決断してくれません。ふつうかけなければならない手間の数倍が負担としてこちらにかかってきます。
さらに取引先の信用を勝ち取るのは大変です。
VDSL装置をマンションに導入している仕事では、初期工事費用が20万円前後、さらには装置そのものが12万円。
工事費用はおれたちや顧客に対してしか価値がないものだからいいとして、装置はやる人にとってはそのまま役に立つだけに相手が心配するのもわかります。
納品した先が夜逃げしてしまったりしたら、という心配を常に持っているでしょう。
工事費用はほとんどが人件費。彼らも固定費として給料を支払っているわけですから、逃げられてもキャッシュは動かないです。ですが、装置は彼らとしても仕入費用が発生しているのでそういうわけにもいきません。
ところが、導入件数が増えてくると、末〆払いにならなければ、きまったものを買うにもそのたびに発注しなければならず非常に煩雑です。
でも信用がないからそれをしなければならない。
このところそれを打開しなければ、と〆払い対応の納入業者探しをしています。
人と会ったり、電話をしたり、E-mailでやり取りしたり。
でも、〆払いに対応してくれるところはそれなりにリスク計算をしていて、かえって高かったりするので油断できません。
だから次々と人とあって、断られたり、こっちから断ったり。
特にマニアックな商品は難しいですね。
2007/10/24
信用があれば
ラベル: マネジメント
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