2007/05/22

情熱の保ち方

情熱ってどこから沸いてくるんだろう。

人それぞれいろいろな温度の高め方ってあると思います。英語でカッコよく言うと「インセンティヴ」とかってなるのかもしれません。
数字を求める人。一番単純に計る方法というのは、お金でしょうか。これだけやったらいくらもらえるとか、これだけこなしたら何ポイントつく(実際はそれが査定につながったりする)とかってことです。
でも、それで本当に情熱を維持できるかっていうと、そんなこともないような気がします。
本物の情熱は、長持ちしないと思うからです。
たとえばインセンティヴをお金で払うとして、いったいいくらもらったらそれを維持できるでしょうか。お金のダメなところは、最初ありがたがった金額もそのうちに慣れてしまうこと。
競馬をはじめとするギャンブルが、絶対に負ける運命にあるというのは聞いたことがあるでしょう。
ビギナーズラックとか、最初のうちは順風満帆でスタートします。掛け金はどんどん上がってきます。なぜなら、最初の勝ち金では満足できなくなってくるからです。
脳の科学などでもそれは解明されているらしいです。ギャンブルも、ドーパミンやアドレナリンが分泌され、慣れてくるとだんだんと出なくなってしまうそうです。そんな分泌物は覚せい剤を注入にした際に出るものと同じだとも言われています。
勝ち続けることなんてできないから、いずれ自分の許容量を超えた時点で負けます。そこまでどうしてベットを上乗せしてしまうのか。言わばジャンキーになっているから。
インセンティヴも同様です。
収入ジャンキーになったとき、やっぱり情熱は維持できません。
今は小さいチームでしかないおれたちですが、その情熱をどうやったら維持できるのか。
答えはミッションにある。そんな気がします。



きょうの読破(鑑破)


悠久の窓(上) (文庫)
ロバート・ゴダード (著), 加地 美知子 (翻訳)
価格: ¥ 920 (税込)



こういう本を読んだとき、読書の習慣って本当にありがたいなって思います。
しばらくの間、あまり本を読んでいなかったので、なおさらそんなふうに感じます。
どんな類の本でもいい。本によって、頭が論理的になって、想像力がかきたてられて、言葉が次々と出てくるようになります。
中でもこのロバート・ゴダードっていう人はすごい。
ちょっと人間観察が意地悪かな、と思うときもあるけど、それがエンターテイメント性に拍車をかけてくる。
ロバート・ゴダードの中でベストとはいえないけど、やっぱり一流のエンターテイメントだと実感します。

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